およそ1300年の歴史を持つ日本の伝統工芸品、大島紬をリサイクルして誕生したスウェット。大島紬の生地を粉砕してブレンドした糸を使い、旧式の吊り編み機でゆっくりと時間をかけて編みあげました。グレー杢の元になっている黒色は泥染めされた大島紬から生まれたもの。粉砕しきれなかった生地が所どころカラーネップになって、温かみのある表情に仕上がっています。
大島紬とは
大島紬(おおしまつむぎ)は、鹿児島県の南方にある奄美群島(主に奄美大島)で作られる伝統工芸品の織物。その歴史は1300年以上前と言われています。大島紬は手で紡いだ絹糸を”泥染め”して作られます。泥染めの工程は、その時々の気候、時間、糸の状態を見ながら、奄美大島に自生するテーチ木の煮汁で染め、鉄分豊富な泥田で染め上げるというもの。この一連の工程を3、4回繰り返すことで、独特の深みのある黒褐色が生まれます。化学染料で合成し得ない、やさしく、奥深く、力強い、渋みのある黒には、奄美大島の自然と人々の歴史が息づいています。
長く着こんだような心地よさ
大島紬に使われているシルクと吊り編みの特長が重なって生まれたスウェット地は、ふっくらと柔らかく滑らか。数回洗濯すると表面が硬く締まり、更にいい感じの風合いへと変化します。その着心地はまるで長く着こんで手放せなくなったスウェットのよう。吊り編みならではのふっくらとした着心地は変わることなく、長くご愛用いただけます。
着物リメークのオプション付き
後ろ裾に大島紬のアップリケをアレンジ、デザインのアクセントにしています。更に着物を再利用して作ったサコッシュ、胸ポケットまたはエルボーパッチ がオプションで付属。古来から続く伝統ファブリックをルックスでも楽しんでいただけます。
大島紬ネップ吊り編みスウェット
右)15,000円+税(後ろ裾アップリケ)
左)20,000円+税(アップリケ・胸ポケット・サコッシュ付)
中央)22,000円+税(アップリケ・エルボーパッチ・サコッシュ付)
製造元であるMIZUYOSI.incが運営する「cocochiya公式通販サイト」で購入できます。